■消費税増税とIT機器
2012年8月に消費税増税は決まりました。2014年4月に8%、2015年10月に10%へ引き上げらる。現在でも5%の消費税が発生しているが増税により、安くないパソコンやプリンターにも8%が課税される。IT機器市場はどうなるのだろうか?
●消費税率適用時期
●増税前後(2014年2月~5月)
3月末迄
パソコンやタブレット端末など、5万~10万円以上する物は当然駆け込み需要があるでしょうね。
店(ショップ)側も、”期末・決算・大放出・5%最後” と銘を打って冬モデルを売りまくると思います。
通常、3月は春モデルが出ていてフレッシュマンに売る時期ですが4月の増税を考えると、4月の落ち込みは必至であり、2014年は春モデルなんて出ないのではないしょうか。
4月以降
増税分を飲みこんで、元の価格帯で販売したとしても、皆、買ってしまった後であり店頭は閑散とすると思います。新機能を搭載した夏モデルに期待といったところでしょうか?
●増税後、ネットオークションでの個人売買が加速すると思う
ネット上でもIT機器は販売されており、オークションであっても事業者(ショップ)であれば、5%が課税されて販売されています。
しかしオークション上の個人売買であれば現在でも5%の課税は無く、個人間取引として売買が成立しています。
パソコンなどは消耗品に近く、物の見定めが優しくありませんが、個人売買で8%の消費税がかからないというのは魅力だと思います。増税後は個人売買が加速すると思います。
●ネットオークション上での消費税とは
あなたがオークションに出品する事も踏まえて、オークション上での消費税の扱いについて整理しておきましょう。
・消費税課税の定義
消費税は「事業者が
ただし、金額の規模や取り引きの頻度によっては「事業」としてみなされるかもしれません。
週末企業などの副業として稼ぐことを前提としてやっているのであれば「事業」としてみなされる可能性が高いでしょう。
ただし免除の条件として
「売上高1000万円未満」の場合は非課税の扱いとなっていますので、まずはこの金額を超えているかどうかをひとつの指針としてください。超えていなければ問題はありません。・売上1,000万円以上で課税されるタイミング
売り上げが1,000万を超えるかどうかわからない場合があります。この場合は、1000万円を越えた時点で消費税の課税事業者ということになります。ただし、いきなり納めろといっても大変でしょうから、その点を考慮して課税売上高が1000万円を超えた年から2年後に納めることになっています。逆に言うと納める年から2年前の課税売上高に応じた金額を納めるわけですね。ちゃんとタイムラグを設けているんですね。まあ、タイムラグがあっても納めなければいけないことには変わりないのですが。ちなみにこの2年前の基準になる年を課税基準期間と呼んでいます。
・輸入には課税される
それから輸入されて日本で消費されるものにも消費税がかかりますが、この場合は「事業者が事業として行う」という要件がありませんので厳密に言えば個人で輸入したものにも消費税がかかってきます。個人売買が海外からの物を輸入するということであれば消費税を納めなければなりません。
Update 2016/05/01 Create 2012/08/05
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