■光ケーブルの屋外・屋内配線

光ファイバーの屋外外配線については、なかなか認識することはできませんが、工事の工程を見ているとなるほど物理的に回線を引いているのだという事が解ります。

今回、一旦、一階の居間に配線した光ケーブルを二階の自室に引き直す工程で配線の仕組みや屋外工事の大変さを確認してみました。

●引き込み前の状態

これは光ファイバーでは無く、おそらく共同の地デジアンテナケーブルだと思いますが、光ファイバーも似た様な状態であなたの家のそばまで来ています。
写真のようにとぐろを巻いてあなたの家のそばに来ているでしょう。

この状態から、オーダーのあった家まで引き回して、自宅に光ファイバーが引き込まれます。

●屋外の光ファイバーの構造

非常に固いワイヤーに、光ファイバーは沿って付いています。

ワイヤーは、手で折り曲げる事が出来ないぐらい固く、逆に光ファイバーはフニャフニャに柔らかいです。

●家への引き込み

写真の様に1階の屋根へ、ワイヤーを強く引っ張って固定されていました。屋外に関する部分はワイヤーを残して強度が保たれています。

ここから先が1階の居間に引き込まれています。ここまでの部分は素人ではいじれません。ここから先の居間に引き込まれている部分を2階の自分の部屋へ引き回します。

 

 

●1階への引き込み線の取り外し

1階の部分を取り外して2階の物干しへ移動しました。

屋外の部分はワイヤが付いており、室内の部分は光ファイバーだけとなっています。

光ファイバーの先端には光用のローゼットが付いています。ここに違う光ファイバーを接続して室内を引き回します。

●ローゼットの中身

家の壁を通す為にローゼットを分解して光ファイバー単体にする必要があります。

光ハイバーの先端は、接続する為のコネクターが付いていました。

●壁に穴を開ける

光ファイバーを室内に引き込むには、当然ながら外壁及び内壁に穴を開ける必要があります。

まずは電動ドリル。家に有った物を使いました。電動ドリルであればあまり種類にこだわる必要はないでしょう。

●ドリルの刃

家の外壁はめちゃめちゃ固いです。タイルに近い状態で手持ち刃ではびくともせず、何度もホームセンターに通い、刃も高くて1万円ぐらい使いました。

この辺がアマとプロの違いなんでしょうね。何度もドリルの刃の種類や用途を確認しながら、なんとか外壁に穴を明けました。

●内壁の穴あけ

内壁は、やわらかく簡単に穴を明けられますが、電源線には要注意です。コンセントのそばを避けて場所を選びましょう。

上の穴は失敗。外側はサッシがかぶっており貫通不可でした。少し下の位置で外壁から穴を明けて貫通する事ができました。

●引き込み

貫通した穴に、塩ビのパイプを通して、光ファイバーを通します。

外は屋根の付いた物干しのしたなので雨水は心配しませんでした。虫の侵入を防ぐ為に、スポンジで穴を埋めて引き込みは完了です。

●ローゼットの組み付け

あまったケーブルを丸めて、ローゼットを組み付けて引き込み配線は完了!!

 

Update 2016/03/18  Creaste 2011/08/05

 

 

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