■LANケーブルの種類と通信速度比較
LANケーブルをアップグレードするだけで自宅のインターネットが速くなります。古いケーブルは買い替えてあげましょう。LANケーブルの種類と比較について。おすすめは、カテゴリ6AのLANケーブルです。
●ケーブルの刻印を確認してみよう
まずは、使っているケーブルの両端近くのこんな文字(CAT-5eなど)を確認しましょう。そのCAT-5eとはLANケーブルのカテゴリ(規格)を表しています。
現在、「CAT-5e」なら百円ショップでも売っていますが、「CAT-5e」の通信速度は1Gbpsです。これでは昨今のひかり回線(1Gbps以上)に対応できていません。
ではどの様なカテゴリがあるのでしょうか?
●LANケーブルのカテゴリと通信速度
カテゴリ | 通信速度 | 伝送帯域 | 備考 |
カテゴリ7 | 10Gbps | 600Mhz | 10Gbイーサネット「10GBASE-T」に対応している。現状割高。これを導入してもいいがオーバースペックとなり一般向けではない。 |
カテゴリ6A | 10Gbps | 500Mhz | 10Gbイーサネット「10GBASE-T」に対応している。現状これが一番コストパフォーマンスが良い |
カテゴリ6 | 1Gbps | 250Mhz | 1Gbイーサネット「1000BASE-T」に対応していますが、これは買い替えましょう。もし光回線を引いているならスペックが足りていません。せめて「カテゴリ6A」にしましょう。目に見えて速度アップが感じられます。 |
カテゴリ5e | 1Gbps | 100Mhz | |
カテゴリ5 | 100Mbps | 100Mhz | 買い替えましょう! |
●ケーブルタイプ
ケーブルの物理的な種類です。
・スタンダードタイプ :太くて硬いので取り回しが面倒。
・巻取りタイプ :持ち運びに便利だが耐久性が著しく悪い。
・スリムタイプ :ケーブルの幅が細いタイプ。
・フラットタイプ :文字通り平なケーブル。
フラットタイプがおすすめ!
同じスペックならスタンダードタイプが最安の場合が多いですが、フラットタイプなら取り回しもラクで、扉の隙間を通しても扉が閉まる。保管もコンパクトです。しかも、割りと安いのがあります。
カラーケーブルの利点
PC周りがケーブルだらけになるとどれがどの線か分かりづらくなります。一般的に、LANケーブルには白や青が多く使われていますが、"まず「黒いLANケーブル」はやめておきましょう"
外付けHDDなどUSB機器や電源など、黒いケーブルがたくさん使われているので、LANケーブルは違う色にしたほうがベターでしょう。
結論:ベストなLANケーブルは、カテゴリ6A+フラット+カラー |
Update 2016/03/23 Create 2015/10/23
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